Linux mint 19のスプラッシュをカスタマイズしたけど・・・

OS起ち上げ時にファイルを読み込んでいる時、テキスト表示にしていない場合は簡易的にローディング中を示すグラフィックス(Splash)を表示するのですが、その画像を何となく変えてみた。

本来はGrubブートローダー)ファイルを編集したり、その種のユーティリティから設定するのだろうが、Grub弄りでは以前に酷い目にあっているので、出来れば触りたくない。Gnome LookなどではPlymouthの(スプラッシュを含めた)テーマなども揃っていて利用している人も多いが、やはりシステムファイルを書き直さないと使えないものとかもあるし、Grubが壊れると面倒なので試さないことにした。

GrubのカスタマイズではGrub Customizerを使っているが、メニュー表示の時のバックグラウンド画像の変更くらいにしか使っていない。

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テーマを設定する機能もあるようだが、以前に試した時に使い方が分からなかったので、今はその機能は使っていない。その他にもSplash Screen ManagerSuper-boot-managerなどのカスタマイズツールもあるようだが、古いソフトウェアなので使うのは止めておく。

自分流で凄く簡単にインチキ設定してみました。
Plymouthのデフォルトのアイコンのみ摩り替えるという荒業です(何時でも戻せるようにオリジナルはバックアップしておいて下さい)。
/usr/share/plymouth/themes/mint-logoの中のmint-logo.pngとprogress-dot-on.pngとprogress-dot-off.pngを差し替えるだけです。システムファイルなのでrootでの作業になります。mint-logoは真ん中の画像、progress-dotはその下に表示されるローディング中を表す画像です。

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今回は、大黒さんと米俵とか猫と餌入れとか設定してみたりしてちょっと楽しみました。w
ロゴとプログラスバーの組み合わせを考えたり加工したり幾つか試して遊んでいました。

最後、疲れたのでこれで終了したのが、2001年宇宙の旅のEVA PodとHAL9000さんです(懐かしい・・・)。

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EVA Podプログレスオンのハルとオフのハル。

ファイルサイズの変更とか画像加工にペイントソフトなどが必要でしたが、GIMPとか使いながら遊んでいました。(私の場合は、ブート画面の解像度がドライバを読み込んだ後と相違があるため、ドライバを読み込んでいない状態で正常表示させるために画像の縦横比を微調整する必要があった)。何だかんだと画像選択や加工は結構楽しめました。

しかし、せっかく作ったスプラッシュ画面ですが、表示時間が短すぎる。少しでも長くしようと調べてみたのですが、方法が見当たらずに断念しました。5つあるプログレスオンオフ画像ですが、最後まで点灯しません。残念です。恐らく、plymouthを読み込む前のGrub画面の表示設定で変えられると思うのですが、先に話したようにGrubは弄りたくないので諦めます。

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この方法だとGrubを直接弄っていないので失敗しても安全です。(画像加工などで多少の苦労はあると思いますが、)簡単にカスタマイズできるので良いと思います。しかし、本当はスプラッシュを非表示にした方が起動が早くなりますね。


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スプラッシュの非表示(テキスト表示)
sudo vi /etc/default/grub
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULTの行で、"noquiet nosplash" を指定。

Grub Customizerからの設定は、カーネルパラメーターの項目から指定。

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主なカーネルパラメータ

root=デバイス等  ルートファイルシステムの指定
init=プログラム  最初に起動されるプログラムの指定(initの代わり)
quiet  メッセージの出力を抑制する
debug  メッセージの出力を冗長にする(デバッグ用)
vt.handoff=値  仮想ターミナルを指定した値に切り替える
single  シングルユーザモードで起動する
splash  スプラッシュ画面を表示する
text  テキストモードで起動する





画像加工:GIMP、Shotwell、他
GIF動画作成:Peek
コラージュ作成:PhotoCollage