富士通「LIFEBOOK A561/D」にUbuntuを(2)

メモリも届き、早速装着。おおー!速いぞ!4GBx2で8GBになりました。これで普通に使えるようになったと思います。
先日失敗したUbuntu導入ですが、どうも気に入らない。もう一度Ubuntuで表示されたエラーメッセージを読み返してみると、「何かGPTとかよく解ってない奴が変なことしたんじゃねーの?面倒見れねーッス」的な?ことが書いてある。w

Screenshot from 2017-02-03 03:03:08










ということは、HDDのファイルシステムフォーマットの問題か?中古のHDDなので前の持ち主と環境が違えば出てきてもおかしくない問題だな。MBRでフォーマットし直すか、HDDを出荷時状態に戻せば行けるってこと?分からないことだらけだが、やってみるか。
GTPからMBRファイルシステムを書き換えるプログラムを探してみたが、ローレベルフォーマットは一般のユーザーが手を出す領域ではないらしく、多くは出回っていない。大昔IBMのノートブックを使っていた時にHDDのメンテで使った「Drive Fitness Test」というプログラムを持っているのを思い出した。それならできるかも?と、道具箱の中からVer.3のフロッピーディスクを探しだした。フロッピードライブにセットして起動してみたが、エラーメッセージが出て使えない。ちょっと古過ぎたかな?ネットで探すと・・・まだあった!

他の方法はあるかと探してみたら、Linuxには素でできるツールが入っていた。ddコマンドと呼ばれるものです。Linuxユーザーならこれで行くべ!
LifebookのHDDを外して鼻毛にセット、Diskでデバイスを確認、端末を開いてddでローレベルフォーマットだ。

ディスク全体にゼロを書き込み、データを完全に抹消するコマンド
sudo dd if=/dev/zero of=削除対象HDD
例)sudo dd if=/dev/zero of=/dev/sda

まあしかし、これはすごい時間がかかる。500GBのHDDですが、10時間以上かかりました。後で知ったけど時間を短縮することも出来たようです。

処理時間を短縮したい場合は、ブロックサイズを指定
sudo dd if=/dev/zero of=削除対象HDD bs=ブロックサイズ
例)sudo dd if=/dev/zero of=/dev/sda bs=256MB

フォーマット中は何の表示もなく、動いているのか固まっているのかも不明です。ピクリともしない端末画面をただただ見つめているのも疲れるので、どれどれ、どれくらい進んだかな?と確認するコマンドもあるようです。

進捗確認
1.ddコマンドのPIDを確認 sudo ps ax | grep dd
2.一度だけ確認 sudo kill -USR1 1.で確認したPID
3.30秒ごとに確認 watch -n 30 sudo kill -USR1 1.で確認したPID

しかし、こんなことまで普通に出来てしまうUbuntuはすごいですね。もしかすると、Gparted辺りで出来たりしないかな?機会があれば調べてみます。

で、フォーマットで時間はすごくかかったが、Windows10もUbuntuも無事インストールできて、デュアルブート環境になりました。これにてLifebook A561/Dプロジェクトは一旦終了します。後はPCカードを使ったバックアップファイルストレージの設置とスカイプ用のカメラとマイクのセットなどですが、急がないので順次準備が整い次第ということとします。

かかった費用ですが、PC本体14500円、ACアダプタ1000円、CPU(i52540M)3000円、LANカード&アンテナ1500円、HDD(500GB)3000円、メモリ(4GBx2)4200円くらいかな?細かいのは他にもあると思うけど、大体こんな感じ。合計27200円でした。普通にこれくらいの予算で中古の高スペックPC買ったほうが安くついたかな?
騙されなければこれよりも5000円は安く上がったと思うので、2万円台前半で行けたはずですね。その辺は残念だけど、まあそこそこ楽しめたので良しとします。