Ubuntuのメモリ解放

最近少し重たいような気がする時がある。
メモリが足りないか?システムモニタで見てみても目立って変わった様子もない。
が、ゾンビがいた!何だこれは?と思い調べてみると、プロセスは終了しているが、処理が終わっていない状態で開放待ちということらしい。説明によれば、「UNIXオペレーティングシステムにおいて、ゾンビプロセス(Zombie Process)は、処理を完了したがプロセステーブル(プロセス制御ブロック相当)が残っていて、終了ステータスを読まれるのを待っているプロセスである。」となっている。

2016_10-03_17:48:00













それにしても「ゾンビ」とはドッキリするネーミングだな・・・。バイオハザードじゃないけど、ウィルスかと思うじゃないか!気持ち悪いので、プロセスを強制終了してみたが、消える様子はない。さすがゾンビ。放置していても問題無さそうな感じなので、放置しとくわ。

序にWindowsではよくあるプログラムだが、メモリ解放ソフトウェアを探してみた。
Linuxではあまり馴染みがないらしく、全く見つからない。Q&Aでは「メモリが足りないならメモリを増やせ」という真っ当な意見が語られてたり・・・。まあ、そうなんだけど、お金をかけずに少しだけでも改善したいということだよね。
Linuxでは使い終わったメモリは即開放されるので、ユーザーが意識してメモリ管理をする必要がないということらしい。メモリが余ればキャッシュに使い、不足すればswap(HDD上に確保したメモリ領域)を使い、メモリが開放されれば必要に応じて使いまわしをし、必要な場合はキチンと必要分確保されるので心配ない。メモリリークするソフトウェアも殆ど無いので、メモリが不足していると感じるなら物理的にメモリを増やすのが一番の方法なのだとか。

それでもメモリを管理したがるのはユーザーの性。調べてみると、コマンドで行っている人が多い。OS任せにできないのは、元Windowsユーザーの癖ですね。

1. free (現状確認)
2. sudo su
3. echo 3 > /proc/sys/vm/drop_caches
4. free (効果確認)

freeコマンドでメモリの使用状況をチェック。
開放できるキャッシュを開放してプチ改善する。
freeコマンドで改善結果を確認して達成感を味わう。

という手筈だが、気休め程度ですね・・・。本格的にやるなら他のコマンドもあるらしいのだが、OSがメモリ管理しているので、これ以上踏み込むならシステムを弄ることになる。そこまでは・・・ねぇ。

Linuxを使ってからWindowsと勝手が違うことも多く、拍子抜けすることもある。例えば、セキュリティソフトなんかもそうですが、Ubuntuを使い始めた頃は必死に探したこともあります。Windowsではゴロゴロあるのに、UbuntuLinux)では殆どないなんてことも。メモリ管理ソフトも同じようなものでしょうか。今はUbuntuにも慣れたのでウィルスと格闘することもなくなり、OSのためにPCがあるというWindows流儀の常識から開放されています。OSのために費やする無駄な時間が減ったのが一番の収穫ですね。

先日、夜中に出張中の知人から「ホテルのLANが繋がらない」と緊急電話がかかってきて、何とかしてくれと言われました。何とかしろと言われても・・・。そのノートPCには以前見せてもらった時に、Lubuntuを入れてデュアルブート出来るようにしたのを思い出したので、Lubuntuで試してみてもらったら、特別何かをすることもなく一発接続成功です(知人はLinuxには全く興味がなかったので、使ったことはないそうです。ちなみにスマホ使いなのでPC音痴の(PCに関して)他力本願主義です・・・。)。本体のLAN機能に異常がないとしたら、何かのソフトウェアが干渉しているのかな?と思い、手動で設定するようにアドバイスしたら繋がったようです。最終的には繋がったとしても、その間は何だかんだ(試行錯誤)とあり、20分位の電話が2回ほどあったので、40分弱はかかったのかな。やっぱりWindowsって面倒だなと感じる事件?でした。知人は仕事の都合でWindowsを使わないといけないので仕方ないですね。てか、折角Lubuntu入れたんだから偶には使ってくれよ。真夜中の救世主なんだからお土産頼みますよー。