Torrentファイルでダウンロード高速化

容量の多いファイルを複数ダウンロードすると、PCのパフォーマンスが著しく低下する。
私の使っているWebブラウザChromiumは、普段でもメモリを結構使用しているようなので、それにダウンロードも加われば鬼に金棒で打ちのめされる。ダウンロード途中でブラウザを閉じることもできない。状況を打開するには、Bit Torrentを使うことだ。

Bit Torrentとは、P2P(ピアツーピア)のネットワークを使用して、ファイル共有システムのファイル転送用プロトコルとその通信を行うソフトウェアのこと。いわゆるファイル共有ソフトですね。
ファイル共有ソフトというと、違法ファイルの遣り取りに使われるイメージが強く、毛嫌いする人も多いと思いますが、そのような使い方をする人は一部で、通常は健全に使われていると思います。

Ubuntuのページに行くと、イメージファイルのダウンロード方法に直ダウンロードとTorrentファイルのダウンロードが選べるようになっています。通信速度の遅いPCや処理能力の低いPCの人にはありがたいことです。なぜなら、ファイル共有ネットワークからのダウンロードは高速であり、万が一ダウンロード途中に回線が切れてもレジューム機能で続きからダウンロードできます。ダウンロードが早いのは、ファイルがネットワーク上に分散されているので、トラフィックを集中させること無く速やかにダウンロードするためです。また、匿名性を保つ機能はなく、誰がどのようなファイルを共有しているかが分かるようになっています。 

UbuntuにもデフォルトでTransmissionというシンプルなクライアントソフトが入っています。しかし、シンプル過ぎて物足りないと思う場合はqBittorrentがお勧めです。機能や情報表示がTransmissionより多いので、よくTorrentファイルのお世話になる人には良いと思います。インストールは、ソフトウェアセンターか端末から。

安定版の場合
sudo add-apt-repository ppa:qbittorrent-team/qbittorrent-stable
不安定版の場合
sudo add-apt-repository ppa:qbittorrent-team/qbittorrent-unstable

sudo apt-get update && sudo apt-get install qbittorrent

ファイルを共有してくれている人がどれくらいいるのか分かります。速度も非常に早いです。

Screenshot from 2016-02-02 13:20:23