本当に久し振りのWOT(World of Tanks)



ゲームクライアントの不調から遊ぶのを止めて、WT(War Thunder)で遊んでいるが、数年振りの久し振りにWOTをしてみようと思った。以前は、POL(Play on Linux)からインストールしていたと思うが、調べてみると有志の方たちがPort WineからWOTをwine経由でインストールするスクリプト、PortWoTを公開してくれていて、以前よりも簡単にインストールできるようだ。早速インストールしてみよう。wineは既にインストール済みなので、HPへ行ってスクリプトをダウンロードします。ロシア語のHPですが、ランゲージのドロップダウンメニューから日本語を選択すると日本語表示になります。

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バーナーメニューのWOTを選んでページを表示すると、中程にPortWoTのダウンロードリンクがあるので、任意の場所にダウンロードして下さい。

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ダウンロードされたスクリプトをファイルのプロパティから実行プログラムとしての許可をしてインストールします。Xtermが必要だよとエラーメッセージが出てしまったので端末からインストールしました。

sudo apt install xterm

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その後は問題なくインストールが始まりました。ランゲージは英語とロシア語しかないので、英語を指定します。少し時間がかかりますが、インストール中は何もする必要はなく、ただひたすら待ちます。

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インストールが済むとPlay可能になるので、早速起ち上げてみましたが、アカウントを入力してもエラーになってログインできません。しばらく遊んでいなかったのでアカウントが消されたのか?
もう一度画面をよく見てみると・・・どうやら接続されるサーバーがアカウントのあるサーバーではない感じです。WOTの場合はWTと違い、サーバーごとにアカウントが必要です。私のアカウントはアジア鯖なので、USかEUのサーバーに繋いでいるようです。アジア鯖につなぐように設定したいと思います。

まず、インストール場所から設定ファイルを開きます。ファイルマネージャで「/home/USERNAME/PortWINE/PortWoT/drive_c/Games/World_of_Tanks」にある「WoTLauncher.cfg」をエディタで開きます。

29行目の<lang>en</lang><lang>ja</lang>に書き換えて日本語言語ファイルを導入します。
31行目を<stats_service_url>http://wgusst-asia.wargaming.net</stats_service_url>と書き換えます。
34行目を<item>http://update.worldoftanks.asia</item>と書き換えます。

メインメニューのゲームにアイコンができてると思いますので、ランチャーを起動します。追加ファイルなどがダウンロードされ、Play可能になります。設定から言語を日本語にすると日本語表示になります。

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懐かしい画面が出てきました。スロットがメチャ増えているような気がします。見慣れない車両も加わっています。スキルとか装備とか何をどうしてたのか、忘れてしまいました。メニューが増えていて面倒くさいです。

起動するに当たって、少しハマってしまったのが、NormalとDXVKの選択画面です。

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DXVKは、DirectX APIコールをVulkanに変換するレイヤーのことです。このDirectXというのがLinuxにとっては鬼門です。というのも、DirectXマイクロソフトが開発したグラフィックス処理のためのアプリケーションプログラミングインターフェイスAPI)で、依存ファイルや対応したグラフィックスドライバなどが必要で、Linuxユーザーにはアンフレンドリーなプログラムです。wineをインストールして使っている人は、winetricksなどからインストールしていると思いますが、Linuxの場合、これのせいで描画のパフォーマンスが著しく落ちてしまいます。なので、可能であればDXVKで動かしたいところです。

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パフォーマンスの違いは多くの人が比較動画などで紹介してくれているので、参考にしてみて下さい。

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で、ハマったのが、Portwine(wine)にDXVKをインストールする方法です。情報が少なく、よく分からなかった部分もあったのだけど、何とかインストールしてみました。しかし、WOTを起動しても画面がブラックアウトしてしまいます。インストール前にNormalでは出ていた画面もブラックアウトして出てこなくなってしまいました。ビデオドライバも換える必要があるのかも知れませんが、これを弄るとドツボコースだと思うので、面倒回避で諦めました。コミュニティではLutriswindowsゲームをlinuxで遊ぶためのプラットホーム)を使えば簡単にインストールできるとありましたが、未検証です。その他にも苦労の跡が見える書き込みが多数ありますね。



インストールしたファイルを削除してWOTを一からインストールし直しました。normal(DirectX)で起ち上げましたが、デフォルトで画質中、fps15前後です。カクカク紙芝居してしまいます。画質低で40前後、最低で45前後です。pingは150と悪くありません。画質を落とすと動きは改善しますが、全然雰囲気がでません。おもちゃの戦車っぽいです。

WTのAPIOpenGLです。最低画質でfps30前後、pingは300近くもあるので良い条件とは言えませんが、これは鯖が選べるので一様ではありません。私の場合、待ち時間を減らすために、全ての鯖を選択しています。EU、US、ロシア、アジアと組み合わせが選べますが、遠い国の鯖だとpingが悪くなります。チャットの表示言語から判断すると、ロシアやEU鯖によく繋がっているようです。pingが悪いとタイムラグで撃ち負けたりすることも多いですが、選択肢はあるので、どっちを選ぶかはお好みでとしか言い様がありません。

さて、折角なので知らない内に増えていた見慣れない車両でテストしてみます。Tier3のT-116というソビエトの戦車らしいです。懐かしいマップが出てきましたが、少~し思い出し、坂の上の狙撃ポイントの場所取りに行きました。遭遇した敵の側面に最初に中てたのは私でしたが、全く平気で前進してきてやられてしまいました。ツマンネ(゚д゚)

WTならお前とっくに死んどるぞ!



WTに慣れてしまったので、ダメージ交換がつまらないです。一発の被弾が命取りになるという緊張感がありません。一発二発は大丈夫という、少し変な余裕が出てきますね。逆に相手に苦労して中ててもHPが少し減っただけで無事なのも気に入らないです。今のは決まったー!という一撃必殺の爽快さがありません。流れ作業的に、はい引いたー、引いたー、もう一個、ハイお終い、と言う感じです。(・ω・)

以前と雰囲気も大分変わっていて、モジュール類も簡単に壊れやすくなったような気がします。動きもメチャ高速で、砲塔もグリグリです。狙いが付け難いほど相手もすばしっこいです。戦車で戦っている雰囲気の面白さはWT(RB)の方がありますね。ゲーム全体としては、やはりMODとかないとデフォルトでは使い難いです。

とは言え、簡単に遊べるようになったので、気分を変えたい時に遊ぶようにします。あんなに功労してインストールして遊んでいたWOTですが、すごく簡単にインストールして遊ぶことが出来るようになっています。portwineスクリプトの作者の方、ありがとう!感謝、感謝。(・◇・)ゞ

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T29(US重戦車)でも出撃しましたが、ヘイトが高いのか、数台の敵に囲まれて撃破されました。

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出撃直後、あえなく撃沈・・・(TДT)
WTならこの状況でも勝ち目も少しはあったと思いますが、WOTはダメージ交換なので、数で勝っていれば被弾折込んで平気で堂々と前に出てきますよね。射撃可能回数(リロード時間)と相手のトータルの残HPと自分の残HPなどを考慮して、勝負は最初から決まってしまいます。WTに慣れてしまったので、単独行動が身についてしまいました。まあ、そうなるわな・・・。

WTの場合、どんな感じかと言うと・・・

M24 Chaffee BR3.3 VS Tiger II (H) BR6.7
格下と言えども過信は禁物、その一発が命取りじゃ(゚∀゚)アヒャヒャ
映画「Fury」を彷彿とさせる戦車戦、気分はブラピ?迫撃戦でのベオウルフ(3ランク上の車両の撃破)とヘラクレス(2ランク上の車両の撃破)、調子に乗って5号D型にやられる痛い奴


ついでなので、WTのランク1(BR1.3)戦もアップしてみます。リプレイは面倒なので、編集なしのプレイ画面のまんまキャプです。リロードを忘れて弾切れでやられた痛公ですが、前のWOTの動画との比較用に低ランク戦の雰囲気を伝えるため、一発勝負のキャプでアップしました。

敵の航空機の攻撃により居場所がバレてしまい動き難くなったり(被弾すると一定時間マーカーが付く)、慌てて撃って外してしまい反撃されたり(T_T)、潜んで待ち伏せしている敵に狙撃されたりするゲーム展開など、良い感じで伝わったと思うので、参考までに先のWOT Tier3戦 T-116とテクスチャやゲームの雰囲気を比べてみて下さい。どちらも最低画質でのプレイですが、おもちゃ感はWOTほど無いと思いますので、非力なPCで遊ぶならWT(Linux版)の方がお勧めです。



一つのプログラムから陸海空と切り替えながら遊べるので楽しめると思います。
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