Windows 10 の不調

最近、Youtubeに動画を投稿しているが、字幕付きの動画を作成しているので、Linuxの動画編集ソフトでは上手く作成できない。LinuxにはShotcutやOpenShotなどの高性能な動画編集ソフトがあるが、どうも字幕関係が弱い。
Openshotは動画編集ソフトでは珍しいStarwarsのイントロに流れる前置きの字幕風なのも作れるが、私の環境では激重で動作がもの凄く遅く全く使いものにならない。使い熟すには、かなりハイスペックなPCが必要だと思う。

2019-02-08_10-24

バランスよく使えるのはShotcutだが、字幕関係が貧弱で今回の動画作成では効率が悪く使い難い。普通に動画を切り貼りしたり音楽を乗せたりするには問題なく使える高機能なソフトなので、ディスるつもりは毛頭ないが、目的にはそぐわなかった。Shotcutは高機能なのに動作も軽く安定しているので、ちょっと動画編集したい時には重宝している。

2019-02-08_10-35

その他、色々試してみたが、使い難かったり安定していなかったりで代替えソフトは見つからなかった。画像と字幕、音楽だけなので、スライドショーソフトでも良いのだが、それも良いのを見つけることができなかった。

動画編集ソフトで私が一番使いやすいのは、Windows Movie Makerだ。
Wineで動かないかとインストールしてみたが、動きませんでした。

スクリーンショット_2019-02-08_10-59-23

Wineを弄りすぎておかしくなってしまい、日本語が豆腐文字になる現象が起きたので対処してみました。

winetricksを起動します。 $ winetricks 
「Select the default wineprefix」を選択してOK。「Install a font」を選択。「cjkfonts」にチェックをつけてOK。エラー表示がでても、すべてOKで突破すると、文字化けが直りました。

こんな方法も。
winetricks allfonts

Wineも綺麗にしておきます。
wine uninstaller

Virtualbox上のMovie Makerは動きますが、不安定なのでダメです。

仕方ないので、Windows 10を起動して使っていました。ところが、数回目のWindowsの起動でOSがクラッシュしてしまいました。動画を扱うためのディスクスペースが必要になり、GPartedから空きスペースを拡張したのですが、何かのシステムファイルが壊れたようです。しばらく修復を試みましたが、セーフモーですら起動しないのでお手上げです。インストールディスクが必要ですが、持っていません。Windows 7からのインターネットからのアップデートなのでディスクを持っていないです。Windows 7は持っていますが、「そこから?」って感じなので却下です。

Linuxは起動できるので、Mint 19に戻ってWindowsのインストールイメージをダウンロードしてUSBメモリに移して修復を試みましたが、何をやっても失敗します。斯くなる上は再インストールしかありません。
そこで心配なのは、ブートローダーの上書きです。現在、ブートローダーはGrubを使っていますが、これをWindowsブートローダー(MBR)で上書きされると、Linuxの起動ができなくなります。そうなると面倒なので、ハードウェア的に対処します。鼻毛ちゃんをオープンしてLinuxがインストールしてあるHDDを外します。WindowsがインストールしてあるHDDだけを繋いで、これにインストールします。

DSCN0056

今までの経験から、LinuxWindowsは別ドライブにそれぞれインストールするのが後々何かと都合が良いと、そうしています。問題というのは、OSそのものじゃなくて、ブートローダーの問題です。Windowsの後にLinuxを入れる分には問題ないのですが、Linuxの後にWindowsを入れると、Windowsが勝手にブートローダーを上書きしてしまいます。WindowsブートローダーはLinuxを認識しないので、Grubの修復が必要になってしまうのですが、これが凄く面倒なので、こうなりました。

Windowsをインストールした後は、HDDを元に戻せばOKです。Biosの設定で最初に読み込むHDDを指定しているので、Grubを読みこんでくれます。

Windowsの再インストールで心配したのが、アクティベーションです。アップデートしたOSなので、認証キーが分かりません。Windows 7ので行けるのでしょうか?ちょっと分からないですが、やってみます。
古いWindowsファイルはWindows oldというフォルダに格納されたようです。真っ更になってしまいました。アクティベーションが必要かどうかチェックしてみたところ、既に認証済みになっています。そうですか、大分進化したようです。引き継いでくれたんですね。良かった。

しかし、ソフトウェアは一から入れ直さないといけないですね。設定ファイルも引き継いでくれないので面倒です。Ubuntuは楽ですよね。幾度と無く再インストールしてきましたが、homeから設定ファイルを持ってきたら、大体はそのまま以前の環境に戻りますから。バージョンが変わっても大体は行けますよね。

Windowsの出番は少ないので、Movie MakerとSlimjetだけ入れておきました。
これで意に適った動画制作ができます。