Lubuntu 16.04 再構築

先日のLubuntuは環境設定も順調に進み、後は慣れの問題と思っていた矢先、やっちまいました。(´;ω;`)

ほんの気まぐれでAnboxなるAndroidエミュ?らしきアプリをインストールしようと思ってしまった。正確にはエミュではなくてPCのカーネルで動くアプリなので、仮想化を必要とせず効率が良いということで、試してみたくなりました。wineでwindowsプログラムを扱うように、Anboxでアンドロイドアプリが使えると凄く良いですよね。PC上でアンドロイドアプリが使えると便利なので、構築ついでに機能アップをしようと思いました。


ab-feat










それが失敗でした・・・。プログラムのインストールは簡単でしたが、PCの非力さも手伝って、重たくて使えるレベルではなかったです。早速インストールしたプログラムを消したのですが、どこかに残骸が残っているのかPCが重たくなってしまいました。何かのデーモンが動いているのでしょうか?再起動しても状況は変わりません。思い当たるものを全て消したのですが、元には戻りません。どこかの設定ファイルを弄らなければならないのかも知れないですが、情報がないのでダメですね、分かりません。全部を調べるのは時間的にも気力体力的にも無理なので、諦めてLubuntuを再インストールすることにしました。しかし、またここでもちょっとした思いつきから誤った選択をすることになります。

どうせなら先日不具合のあったUbuntu 18.04を入れようと思ってしまいました。最近はweb上でも話題が増えているし、大分改善した印象だったのでトライしました。しかし、USBメモリからのインストールでは画面がブラックアウトになってインストールが進みません。DVDに焼いても同じでした。それで、Lubuntu 18.04をUSBメモリからインストールしようとしましたが、これも同じ症状です。DVDに焼いて試しましたが、これもブラックアウトです。

今度はUbuntu 16.04をインストールして、Lubuntuデスクトップを入れました。その後、18.04にアップグレードしました。これなら上手く行くので、16.04以降ではデフォルト環境で何かグラボ関係のトラブルかバグがあるのではないかと思います。
ところが、18.04は遅かったです。重いのか遅いのかは良く分かりませんが、起動するところから時間が掛かります。何回も画面が切り替わるので、読み込みに苦労している感じです。最大の問題は、画面がチラつきます。ファイルのスクロール時とかに画面が乱れたり、表示が遅れたりします。グラフィックドライバを見直してバージョンを変えたりしましたが、一向に改善しませんでした。やはりNVIDIAグラボとは相性問題がありそうです。ここまでで丸2日間使いました。システムエラー表示も頻繁に出てきます。これはもう諦めたほうが早いですね。前回の時もトラブルがあったし、最近でもUbuntu、Lubuntu、菩提と立て続けに失敗しているので、多分、16以降のUbuntu系と私のPCとは相性が悪いのかも知れません。

仕切り直しでUbuntu 16.04を入れ直しました。アップグレード無しでこのまま使います。Lubuntuデスクトップを入れて、先日同様の環境設定をしました。休日丸潰れの3日間でした。(゚皿゚メ)

しかし今度は、メニューやPcmanfmLXDEのファイルマネージャー)の右クリックメニューに重複ファイルが表示されます。直そうとしましたが、上手く行きませんでした。不思議なことにLinuxは同じ環境で同じOSをインストールしても、その時々で違うエラーが出ることがあります。くじ引きでもしている感じです。ハズレの当たりですね。今回は3等賞です。


くじ

















menulibreを入れてメニューを編集してみましたが、右クリックメニューとは関係なかったようです。何回かバージョンを入れ替えたりしたので、最終的にはmenulibreが立ち上がらなくなりました。ちょっと嵌ったのですが、幾つかの方法を試してみたら解決しました。/.config/menus/の中のファイルを作り直せば良かったようです。

mv ~/.config/menus/ ~/.config/menus.bak

重複問題は解決しませんでしたが、疲れ切ってしまったので保留にします。しかし、余計なものが入っていないので、今のところUbuntuもLubuntuも快調です。前のhomeから一部の設定ファイルをまんま移植するので、再構築も楽にできそうです。この辺は本当に楽ですね。バリヤフリーとまでは行かないまでも、OS入れ直しの敷居がかなり低くなります。


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もうね、序なのでもう一つのスペースにLXLE 16.04を入れてみることにしました。
これはかなり軽量のディストリなので楽しみにしていましたが、インストール途中にエラーになってしまいます。2回トライしましたが、2回とも失敗でした。Grubも壊れてしまってOSが立ち上がらない状況になってしまったので、Ubuntu 16.04を入れました。PCの中はUbuntu 16.04が二つ(一つはLubuntu 16.04)とUbuntu 14.04が一つという何だかな~?という構成になってしまいました。Ubuntu Lubuntu とも18.04に不具合があったので次期主力OSとして期待していましたが、残念です。菩提がもう少し使えるレベルになれば良いのですが、今のところ主力として使うには少し?不安があります。

LXLEはLive DVDからの使用では軽くて使いやすかったです。ほとんどLubuntuと同じ感覚で使えそうです。以前はLubuntuベースとしていたのでその影響が強いのだと思いますが、現在のバージョンはLXDEとLXQtとmateを融合した形に変化しているそうです。Liveでは日本語入力の問題が解決できず、その成果を実感するまで使うことはできませんでした。今回は色々とボロボロでヘロヘロなので、そのうち気力が戻ったら再度挑戦したいと思います。


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ちなみに、Lubuntuは今後は「古いPCを動かすOS」という方向から転換すると発表しています。古いPCの定義が時間と共に変化するので開発方針とするのはそぐわないというのが理由だそうです。要は、古いPCと一言で言っても5年前のと10年前のとでは状況が異なるので、全てのユーザーの要求に答えるのが難しくなると言うことだと思います。現在はどのディストリでも方向性を見極める時期に来ているのだと思います。

私の場合は、この古いPC(鼻毛鯖)が使えなくなったら、デスクトップは止めて省電力なノートブックをメインにしようと思っているのですが、非力なノートでも快適に使えるディストリは生き残ってくれるのでしょうか?まあ、最後の砦はパピー君かな? (・ω・)